SRHR Initiative(研究会)旧SRHRライトユニット

Sexual Reproductive Health and Rights Initiative

お知らせ

2022年01月14日

【1月23日】WAN主催・当ライトユニット共催「私のからだは「私自身」のものになったかーー30年後の検証 シリーズ・ミニコミに学ぶ「からだ・私たち自身」収蔵記念シンポジウム」が開催されます

2022年1月23日(日)13:30〜16:30に、認定NPO法人WAN(ウィメンズアクションネットワーク)主催により、「私のからだは「私自身」のものになったかーー30年後の検証 シリーズ・ミニコミに学ぶ「からだ・私たち自身」収蔵記念シンポジウム」が開催されます。当ライトユニットも共催しております。ぜひご参加ください。

お申し込み: peatixによる事前申し込み
https://karadabt2022.peatix.com/

案内フライヤーはこちら

イベント概要

30数年前、1冊の本が刊行されました。
『からだ 私たち自身』(松香堂書店、1988年)

本書は、1984年に「ボストン女の健康の本集団」という女性グループがアメリカで刊行した
“The New Our Bodies, Ourselves”の全訳で、さらに日本の情報も加えたA4変形版608ページにおよぶ大著です。そして今では原著は、全世界で34の言語に翻訳されています。この度、この本が関係者のご厚意により無償でWANミニコミ図書館に収蔵されました。

内容は、私たちのからだの仕組み、性欲、セクシュアリティ、健康と病気、性暴力、生殖、妊娠・中絶・出産・更年期……などなど、女性のからだのすべてにわたり、しかも当事者の声にもとづいた画期的なものでした。

女性のからだはいつも他者により眺められ、評価され、所有され、使用されてきました。性については触れず、知らされず、語る言葉も持ちあわせなかった女性にとって、この本は世界に風穴を開けるような快挙だったのです。

いままた若い女性たちが性暴力に立ち向かい、#MeTooや、痛い靴を強要しないでと#KuToo の活動を展開しています。私たちはもしかしたら同じ問題に立ち向かっているのではないでしょうか。先行する世代の成果を後続する世代に手渡したい、二つの世代がここで出会って、共に学び合いたい。そう願ってこのブックトークは企画されました。

※『からだ私たち自身』はWANミニコミ図書館でどなたでも閲覧することができます。こちらから。ブックトークご参加前にアクセスしてみてください。特に「序文」「日本語版発行に当たって」はぜひどうぞ。

日程:2022年1月23日(日)13:30~16:30
開催方法:ウェビナーによるWeb配信
参加費:1000円(WAN会員は無料・学生/未成年は500円)
申込方法:peatixによる事前申し込み
https://karadabt2022.peatix.com/

総合司会 竹内久美
第1部 『からだ・私たち自身』出版の頃
基調講演 荻野美穂 (監訳者)(70代)
パネルトーク
荻野美穂
中西豊子(WAN・初代理事長/出版者)(80代)
河野美代子(監修者)(70代)
上野千鶴子(WAN理事長・出版企画・翻訳ボランティアチームメンバー)(70代)

第2部 読んでみました
池田裕美枝 (京大医学部・産婦人科医・女性医療ネットワーク副理事長)(40代)
福田和子(なんでないのプロジェクト代表)(20代)
長田杏奈(ライター)(40代)

第3部 現役女子大学生によるからだトーク
村松野乃佳・近藤夢乃・出水田京香(みらい女子プロジェクト)(20代)

第4部 <討論>私たちはどこまで来て、どこへ向かうのか
コーディネーター:佐藤摩利子(国連人口基金東京事務所所長)
登壇者全員:
上野千鶴子・河野美代子・荻野美穂・中西豊子・池田裕美枝・福田和子・長田杏奈・村松野乃佳・近藤夢乃ほか

主催:認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
連絡先 後送
共催:女性医療ネットワーク/京大SRHRライトユニット
後援:国連人口基金東京事務所